団塊ジュニアを取り込め お中元、ネット販売拡大中

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 本番を迎えた北陸の中元商戦で、今年はインターネットを使った注文が拡大している。パソコンに慣れ親しむ団塊ジュニア世代が顧客の中心で、ネット通販会社は、こだわり世代を意識した商品をそろえたり、送料の全国無料化などサービスを拡充する。百貨店もネット販売の"台頭"を無視できず、中元サイトの充実でジュニア世代の取り込みを進めている。

 「お得感のある新サービスで、今年はさらに売上拡大を目指したい」と意気込むのは、通販サイト「金沢楽座」を運営する金沢ケーブルテレビネット(金沢市)の担当者だ。

 同サイトの中元特集ページでは今年から、一部商品の送料を全国無料(北海道、沖縄、離島除く)にするサービスを開始した。常温で管理できる地元産品が対象となる。

 ネット注文の売り上げは右肩上がりで、今年は、年間で取り扱う約千四百点の中から厳選した「能登牛<しゃぶしゃぶ用>」や「天然塩の干物セット」などの売れ筋商品を掲載。無香料、無添加の健康志向の商品も人気という。

 インターネット販売が増えてきた背景には、団塊世代の退職が進み、顧客の中心が団塊ジュニアら若い世代にシフトしてきたことがある。この世代は仕事関係者への「しきたりギフト」よりも身近な相手に「お取り寄せ」感覚で贈る傾向があるという。

 贈る物も相手の好みや家族構成を考慮し、インターネットを駆使して、健康志向の食品やちょっぴり高級感のある商品、あまり知られていない個性的な品を探すようだ。急な買い足しが必要になった場合などに「いつでも手軽に好きなだけ」買える点も好評という。

 ギフトセンターを設け、店頭での注文が主流だった百貨店も、今年はネット販売の強化に乗り出した。

 金沢市の香林坊大和は、ネット注文の客にも会員カードのポイントを付与するサービスを始めた。「一度注文いただいた人の多くはリピーターになる」(担当者)とし、北陸ならではの山海の幸や銘菓などを充実させ、ネット受注は昨年の約二倍を予想する。

 ネット販売の対象商品数を昨年の二倍となる約一千点に拡大、売上目標も二倍に設定したのは、同市のめいてつ・エムザだ。従来はメーカーの定番品が多かったが、まだ知名度の高くない食品など地域色の強い商品を増やした。担当者は「利用者は年々増えており、期待は高い」と話す。

 商戦に占める割合でみると、受注量は「まだ全体の数%に過ぎない」(百貨店関係者)という。ただ、店頭での売上目標は、大和が前年比4%増、エムザが3%増にとどまっているのに対し、ネット注文への期待感は段違いに高い。

 百貨店にとっては、売り場面積が限られる店頭販売と違い、商品数を多く展開できるメリットもある。

 一方で関係者からは「利用者にサイトがつまらないと思われたら、二度と開いてもらえなくなる。店頭以上に内容の充実に神経をとがらせている」との声も聞かれる。ネット上の中元商戦は熱くなりそうだ。

■北國新聞
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080629301.htm

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このページは、ひものラボ研究員が2008年6月29日 23:30に書いたブログ記事です。

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