2009年4月アーカイブ

好転の兆しが見えないこの不景気の中、3200万点以上の商品を扱う日本最大級のネットショップ「楽天市場」では、最近になって検索ワードでも上位に急浮上した「ワケあり」食品が注目を集めているという。

「ワケあり」商品とは、賞味期限が迫っている、パッケージにちょっと傷が付いているなど、品質には問題がないが正規の価格で販売できない商品のこと。激安価格なうえに量も非常に多いというお得感が受け、近年こういった商品を扱うネットショップが人気となっているのだ。

例えば、いなほの郷本舗のこわれせんべいは、24cm四方の大きな段ボール箱いっぱいに、割れたせんべいがなんと1kgも入って1050円。定番の醤油をはじめ、ねぎみそ、ざらめなど約7種の味が楽しめるこの商品は、見た目は悪いがパリッとした香ばしい食感。販売開始直後から注文が殺到し、あっという間に売り切れる人気ぶりだ。

わずか7分で1000本も売れたというのは、南房総びわ問屋の「訳ありミルクチーズケーキバー」。フランスとデンマークから仕入れる2種の高級チーズをブレンドしたチーズケーキの切れ端が500gとたっぷり。通常は捨ててしまうチーズケーキの切れ端やヒビの入った部分を使用しているのだが、口いっぱいに広がる濃厚なチーズの風味と、クッキー生地のサクッとした食感は秀逸だ。

高級魚や旬の魚介が18切れ以上入って1980円というのはハクダイ食品グルメ村の「アウトレット干物」。ツヤも身の厚さも申し分ない干物は、一見するとどこがワケありなのか見分けがつかないほどの良品。尾ビレが欠けていたり、身に小さな穴があるだけ、職人が丁寧に仕込んだ干物は、魚本来の旨味がしっかり生きている。アジやサンマのほか、小鯛などの高級魚が入ることもあり、1.4秒ごとに1セットという驚異のペースで売れたというのも納得のお得感だ。魚の種類は指定できないが、1袋に18切れ以上の干物が入るという。

ほかにも2kg3980円の本場福岡の辛子明太子や、12種類・1.2kg詰まって3129円の割れチョコなど、お得な商品が満載なこの「ワケあり」食品。見た目を除けば、結果的にありえないコストパフォーマンスを生むこれらの商品は、今後も人気となりそうだ。

■関西ウォーカー
http://news.walkerplus.com/2009/0424/19/
◆季節に合わせて体調を調整する働きも

 春は植物が芽吹き生命の大事さ、ありがたさをいちばん実感する時期ですが、それだけに季節について改めて感じさせられる時期でもあります。
 今回、食との関係でお話ししたいのは旬の重要さについてです。昨今はハウス栽培が一般化し、魚介類も養殖が増えて旬という言葉も死語になりつつあるかのようです。
 しかし昔から旬は大事な言葉でした。昔の人のほうが自然に対する畏敬の念が強かったせいか、季節感を大事にしていたように感じられます。
 国語辞典によると「旬」とは「野菜・果物・魚介類の出盛りで最も味の良い時期」のことですが、いただく側からすると「安くておいしい」からこそ旬を大事にしてきたのでしょう。石油や電気を大量に使うハウス栽培よりは、太陽の恵みを活用する露地栽培のほうが環境にやさしいという一面もあります。
 旬の野菜や果物は季節に合わせて体調をコントロールする働きがあります。かつて冬の食べ物は概して体を温めるものが多かったように思えます。ゴボウ、大根、にんじん、山芋などの根菜類、あるいはリンゴやミカンなどの果物、そしてビタミンが不足しがちな冬場に日干しした大根や干し柿など。
 逆に暑い夏は体温を下げる働きをするトマト、キュウリ、ナスを多食し、スイカやメロン、冷たい飲料や氷、あるいはところてんで暑さをしのいできました。瓜といえば夏の季語です。

◆夏でも体を温める食を

 体を極力温めるように心がけるという健康法がありますが、私も昔から体を冷やすことの弊害には気をつけてきました。冬のみならず夏でも体が冷えすぎると抵抗力が落ち、病気にかかりやすくなります。
 端的な例は咳が出始めたら、喉を暖かくするという即席治療法です。静かな集まりなどで咳が出そうになったら喉を手のひらかタオルで保温すると不思議なように止まります。家で咳が出始めて風邪かなと思ったときには早めにドライヤーで熱めの風を喉に当ててやります。これもごく簡単な温熱療法でしょう。お試しください。
 食の話からちょっとそれてしまいましたが、冬だけでなく、夏でも体調が気になるときは体を温める食をとりましょう。体を温める食物(陽性の食物といいます)は根菜類、肉や魚介類、熱をよく通した料理です。
 真夏でも冷房に当たりっぱなしで、冷たい飲み物を大量に飲み、体を冷やす食物(陰性の食物)を取りすぎるのは良くありません。基本的に熱帯の食物は概して陰性の性質があり、寒帯の食物は陽性のものが多いのです。マクロビオティクスの桜沢如一はナトリウムが多いものが陽性、カリウムの多いものが陰性だと言っています。

◆干したり手を加えることで陽性化する

 しかし、陰性の食物もなんらかの手を加えることである程度、陽性化する(体を温める)ことができます。火を通すこともそのひとつです。
 代表的な陰性の野菜であるナスにしても、しっかり煮込んだり、よく炒め、あるいは揚げ物にすることでかなり陽性化します。トマトもシチューで煮込めば体を冷やすことはありません。
 ちなみに「秋ナスは嫁に食わすな」という格言があります。これはしばしば「秋ナスはあまりにおいしいのでお嫁さんに食べさせたくないというお姑さんの意地悪な言葉」だとされていますが、むしろ、陰性のナスを寒さに向かうなかで食べれば体を冷やしてよくない、特に出産を控えているときなどは禁物だよ、というお嫁さん思いの格言だと私は思っています。
 火を通すほかに、日に干すのも効果的です。切り干し大根やニンジン、干ししいたけ、かんぴょう、海苔、昆布、干し柿など、私たちの祖先は太陽の恵みを大いに活用してきました。魚の干物もそうですが、日に干すことは保存性のためだけでなく、味を良くし、陽性化させる一石三鳥の役割があったわけです。
 このほか塩分を加えることも、陽性化して体を温める効果があります。塩漬け、塩もみ、醤油味などがそれに当たります。北国の人たちが塩分を多く取ってきたのも、寒さを乗り切るための生活の知恵であったのです。
 話がだいぶ広がってしまいましたが、旬の食物には価格と味以外に大事な働きがあります。それは酵素の働きが強いということで、栄養成分表の栄養素含有量の数字だけでは推し測れない健康へのプラスがあります。
 ハウス栽培により旬が通年化し消費者の楽しみが増えたという見方にも一理はありますが、旬の野菜や果物には自然の恵みがたっぷり含まれていて、私たちの健康を守ってくれていることも忘れたくないものです。

■農業共同組合新聞
http://www.jacom.or.jp/series/shir171/shir171s09042107.html
◆紀伊長島でタチウオ天日干し
タチウオを天日干しにしてみりん干しを作る脇さん=紀北町紀伊長島区で

 紀北町紀伊長島区の長島港一帯で、熊野灘で水揚げされた細長いタチウオを天日干しで干物にする光景が見られる。タチウオは一帯で通年捕れる魚だが、干物作りは脂が乗ってくる旬の夏にかけ本格化する。
 40年前から干物作りを手掛ける丸平商店では15、16の2日間にわたり、南伊勢町で水揚げされたタチウオ100キロをみりん干しにした。
 干物はタチウオの頭とはらわたを取り除いて3枚におろし、たれに数時間漬け込んでから干し網に乗せ、ごまを振って5-6時間干し上げると完成する。
 同店は魚を冷凍保存せず、生魚のみを使うのが売りという。あるじの脇平二さん(71)は「1年中うまいけど、夏場にかけては特においしいよ」とPRしていた。 


◆熊野で未利用魚使い揚げかまぼこ
未利用魚を有効活用してつくった「熊野揚げ」

 「新兵衛屋」ブランドで水産練り物を製造販売する熊野市有馬町の「浜地屋」は、熊野灘で捕れた魚だけを原料にした揚げかまぼこ「熊野揚げ」を商品化した。18日から中部地区のマックスバリュの店頭に並び、そのほかの県内スーパーでも近日、販売を開始する。
 浜地屋は地元漁師らと連携して、商品価値の低い未利用魚などの有効活用に取り組んでおり、熊野揚げは商品化の第1弾。浜地誠治社長は「水産練り物の原料は、北海道産や外国産の白身魚がほとんど。商品の差別化ができ、地元漁業の活性化や魚価の底上げにも貢献できると思う」と話した。
 熊野揚げはアジやトビウオなどの小魚を主原料にしており、白身魚のかまぼこよりは少し黒っぽくなるが、魚そのものの風味とうま味を凝縮した味わいが特徴。1枚40グラムの3枚入りで168円。ホームページ(新兵衛屋で検索)や電話での注文販売も行っている。問い合わせは浜地屋=電0597(88)0171=へ。

■中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20090418/CK2009041802000018.html

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