◆紀伊長島でタチウオ天日干し
タチウオを天日干しにしてみりん干しを作る脇さん=紀北町紀伊長島区で
紀北町紀伊長島区の長島港一帯で、熊野灘で水揚げされた細長いタチウオを天日干しで干物にする光景が見られる。タチウオは一帯で通年捕れる魚だが、干物作りは脂が乗ってくる旬の夏にかけ本格化する。
40年前から干物作りを手掛ける丸平商店では15、16の2日間にわたり、南伊勢町で水揚げされたタチウオ100キロをみりん干しにした。
干物はタチウオの頭とはらわたを取り除いて3枚におろし、たれに数時間漬け込んでから干し網に乗せ、ごまを振って5-6時間干し上げると完成する。
同店は魚を冷凍保存せず、生魚のみを使うのが売りという。あるじの脇平二さん(71)は「1年中うまいけど、夏場にかけては特においしいよ」とPRしていた。
◆熊野で未利用魚使い揚げかまぼこ
未利用魚を有効活用してつくった「熊野揚げ」
「新兵衛屋」ブランドで水産練り物を製造販売する熊野市有馬町の「浜地屋」は、熊野灘で捕れた魚だけを原料にした揚げかまぼこ「熊野揚げ」を商品化した。18日から中部地区のマックスバリュの店頭に並び、そのほかの県内スーパーでも近日、販売を開始する。
浜地屋は地元漁師らと連携して、商品価値の低い未利用魚などの有効活用に取り組んでおり、熊野揚げは商品化の第1弾。浜地誠治社長は「水産練り物の原料は、北海道産や外国産の白身魚がほとんど。商品の差別化ができ、地元漁業の活性化や魚価の底上げにも貢献できると思う」と話した。
熊野揚げはアジやトビウオなどの小魚を主原料にしており、白身魚のかまぼこよりは少し黒っぽくなるが、魚そのものの風味とうま味を凝縮した味わいが特徴。1枚40グラムの3枚入りで168円。ホームページ(新兵衛屋で検索)や電話での注文販売も行っている。問い合わせは浜地屋=電0597(88)0171=へ。
■中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20090418/CK2009041802000018.html
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