ニュース: 2007年6月アーカイブ

 多層チューブフィルムメーカーのオザキ軽化学(株)(本社・愛知県東郷町)が今春から販売を開始した「SPパック」は、ピンホールの原因となる突き刺し強度が共押しナイロンの5倍(同社比)。骨などの突起物でピンホールが発生しやすいホッケの一夜干しなど干物の真空パックに採用され、評価を得ている。

 同社は、ガス遮断性に優れるナイロンと、柔軟性、防湿性に優れるポリエチレンを組み合わせた多層チューブフィルムを製造。総菜や魚の切り身などの真空パック用に利用されているが、耐ピンホール性能に優れたフィルムへのニーズに応え、「SPパック」の開発準備期間が終了し、積極的な販売開始を決定した。

 樹脂は加熱しながら一定方向に引き揃えることで、分子が変形方向に並んで強度が増す性質を利用。製造途中に空気を注入し、膨らませる延伸加工を施している。

 突き刺し強度の測定試験では、共押しナイロンが5Nに対し、SPパックは25~30Nと大幅に向上させ、抜群の強度を実現した。

 また、フィルムの厚みは2タイプで、60ミクロンと65ミクロン。薄くて内容物への密着度が高いため、より質感が浮き出て、製品の見栄えが良い。真空・冷凍も可能だ。

 規格サイズはホッケ一夜干しサイズを加え、6種類。別注サイズは折径150~450ミリに対応し、受注の最小ロットが5千メートル。

 干物のほか、今後は秋サケの新巻きなどにも利用を提案していく。

■水産新聞
http://www.suisan.jp/eiseikanri_kiki/001512.html

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